観光地から学ぶ、歴史・背景・ルーツを知ることと、理解することの大切さ

こんにちは。

濱脇宏太です。

 

だれもが、オーストラリアのエアーズロックに一度は行ってみたいと思うのではないでしょうか。

 

エアーズロックは原住民アボリジニの言葉で「ウルル」と呼ばれ、精霊が宿る聖地として大切にされている世界最大級の一枚岩です。地球のへそとも呼ばれています。

 

ウルルは約340mの高さ、岩の周辺が約9.4kmあり、鉄分を多く含む砂岩が酸化するために岩肌が赤くみえます。日の出や日没など、太陽光の加減でオレンジやブルーなど、色が変化するその神秘さが、人々の心を魅了します。

 

そのウルルが、なんと2019年10月26日より登山禁止となります。理由はゴミ問題、滑落事故の発生などによって、聖地を荒らさないでほしいという原住民アボリジニからの要請があったためです。

 

旅行者が増えるなかで、このように人びとが訪れたいと願うなか、立ち入り禁止となる観光地は、増えていいると思います。そこで大切なのが、わたしたちが歴史を知り、それに関わる人たちに共感することだと考えます。これは、物事だけでなく、人を理解するときにも大事です。

 

歴史を知り、アボリジニの気持ちになれば全面禁止にしたくなる気持ちもわかります。

人の見る目がある方からすると、その人がどのような環境で育ち、どんな価値観で行動しているのかを知ることで、その人の考えている事、大事にしている事がわかります。

 

今回の件も、アボリジニの大事にしていることをしっかり汲み取った対処を事前にしておくと起きなかったかもしれません。

 

わたし自身、お客さまがなにを大事にしているかを汲み取った経営を心がけでいきます。

 

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